旅好きってどんな人?「旅好きデータベース」リリース!
CCCマーケティング総合研究所は、生活者の皆さまが暮らす「まち」の明るい未来創りに貢献したいという想いのもと「暮らす人と共に歩み、共に考えるシンクタンク」を目指しています。
約3年にもおよぶ新型コロナウイルス感染症流行により、大きな影響を受けた旅行業界ですが、全国旅行支援やインバウンド旅行客の増加もあり、元気を取り戻しつつあります。そんな中、2022年9月には佐賀県武雄市と長崎県長崎市を結ぶ西九州新幹線も開通しました。(西九州新幹線開通効果の分析結果はこちら)
今回、CCCマーケティング総合研究所では、再び動き出した「旅好き」な人々に注目し、どのような旅行スタイルが好まれているのかをT会員(*1)の皆さまのお買い物データをもとに調べました。また、導き出した5つの「旅好き」な人々について、皆さまのお手元でも手軽に分析できるように「旅好きデータベース」をリリースしました。
本日は、その一部をご紹介します。
■旅行雑誌・書籍購入者のライフスタイルを分析して見えてきた5つの旅行スタイル
「旅好き」と言っても、さまざまな旅行スタイルがあるのではないか?という仮説のもと、多変量解析のクラスター分析を用いて、旅行スタイルの特徴を抽出することから始めました。直近2年間でTSUTAYA・蔦屋書店で旅行関連書籍・雑誌を購入した約140万人のT会員を「旅好き」と仮定し、彼らの「顧客DNA(*2)」データをもとに分析を行いました。その結果、「映え旅トラベラー」「鉄分高めトラベラー」「親子トラベラー」「アップグレードトラベラー」「悠々自適トラベラー」という、5つの「旅好きクラスター」に分かれることが見えてきました。
■国内旅行だけでなく、海外旅行にも興味あり。情報発信にも積極的な「映え旅トラベラー」
「旅好きクラスター」のうちの1つをご紹介します。「映え旅トラベラー」は、20~34歳の若者が多いことが特徴です。未婚が多く、まだ個人年収は高くありませんが、自分の好きなことにお金を使うことができます。旅行は友達や恋人と定番の観光地へ旅行します。TSUTAYA・蔦屋書店の旅行関連雑誌でみると、行き先として好まれているのは「沖縄」「北海道(札幌・小樽・富良野・旭山動物園)」などです。旅行先での思い出は、積極的にSNSで情報発信してくれるでしょう。
■「旅好きデータベース」リリース!
「映え旅トラベラー」をはじめ、5つの「旅好きクラスター」の特徴は、「旅好きデータベース2023」でご覧いただくことができます。
「旅好きデータベース」には、5つの旅好きクラスターの特徴を顧客DNAや購買データをもとに可視化した「旅好きクラスターの特徴」ボード、全国主要駅へどのタイプの「旅好き」が来訪しているのかを可視化した「全国主要駅の来訪状況」ボードを掲載しています。
「旅好き」の方たちの特徴をより深く理解することで、旅行商品やデスティネーションキャンペーンでのプロモーションへの活用だけでなく、まちづくり計画にも活かすことができます。是非、「旅好きデータベース」をマーケティング活動にご活用ください。
※2 Tカードの利用履歴から機械学習で衣食住遊働などを中心に多数の項目をスコアリングしたデータです。
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CCCマーケティング総合研究所
担当:深井
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